昼寝をするのに持ってこいの部屋を見付けました。
春がやって来て、少しずつ身体が軽くなって来たような気がします。 歩幅も大きく、たったかたったか歩きます。 たったかたったか元気良く。 もうすぐカタヨリ荘から引っ越しです。 次の部屋も決まりそうです。 その部屋は窓からの眺…
春がやって来て、少しずつ身体が軽くなって来たような気がします。 歩幅も大きく、たったかたったか歩きます。 たったかたったか元気良く。 もうすぐカタヨリ荘から引っ越しです。 次の部屋も決まりそうです。 その部屋は窓からの眺…
小さい人と出掛けると、大人だけでは通り過ぎてしまう光景を見せてもらえることがある。 くっついて歩いて得をする。 その日は、カナダから帰国していた姉を迎える日だった。 30数年前、彼女はわたしの姉になった。 母の親友夫妻で…
歩く道に花を見掛けるようになると、あっと言う間に春が来る。 団地の庭が好きなのだが、新しく建て替えられると大抵こういう庭は残らない。 残しても良いのにな、と思う。 沈丁花の香りが好きだ。 わたしの実家はマンションの1階で…
良いお顔のお雛さまに出会った。 美しいなぁ。 伊勢を訪れた際に、二見浦の賓日館で皇室雛を拝見した。 江戸時代から飾られるようになったお雛人形は天皇陛下と皇后陛下を模したもの。 平安の頃の雛遊びや流し雛とは少し意味あいが違…
友のお店に飾られたチューリップは、抱き締めたくなるような愛らしさだった。 毎週金曜日に活け変えられる様々な色の瑞々しい花。 知り合って10数年、彼の選ぶ目には「なるほど、さすが」と思わずにはいられない。 愛らしく、かつシ…
曇り空の寒い日だった。 このままずっと太陽は隠れたままで、永遠に冬が続くように思えたのは、 はっきりと冬の景色が現れないからなのだろうと後になってわかった。 普段あまり乗らない時間帯の電車に始発の駅から乗ったにも関わらず…
友の家で猫が一心に窓の外を見上げているので、どれどれとわたしも庭に出てみる。 前日から天気予報や電車のアナウンスで、降るぞ降るぞと言われて朝からちょっと楽しみにしていた雪。 ちっとも降らないじゃないか、と少しがっかりしな…
なんてきれいな色だろう。 毎日、毎日、空を見て、ただ空を見て過ごしたい。 広い空の見える窓際に机を置いて、書き物をしながら数行おきにペンを止め、空を見てはうっとりとする。 これはとても素敵だけれど、全く仕事にならないな。…
1月1日に86歳の誕生日を迎えた方に、少し遅くなったお祝いと新年のご挨拶に伺った。 いつものケーキを持参する。 わたしたちが訪ねるといつも満面の笑顔で、立ったままで話題が次へ次へと移り楽しそうだ。 この日は、12歳まで育…
休日に友と散歩をする。 また今度と通り過ぎてしまうばかりの日々の街は、 友の来訪によりゆっくりと歩き、わたしはここで暮らしていると思うことができる。 器を買い集めるのは、母から受け継いだことなのだが、 近頃は収める場所に…