混在。

皇居の辺りを歩いたのは初めてだった。
地下鉄の駅名は江戸の名残、訪れて触れることができるものはそのままに在るものと修復によって残されたものと時代の重なりを表しているものが混在している。
二重橋は奥の橋から見ると眼鏡橋。
丸瓦が好きなので目が行ってしまうのだけれど、ここでも古いものと新しいものが並び、
ひとつだけ葵の御紋を見付け、どうして全て葵の御紋ではないのかしら、と不思議に思う。
門扉は護ることに徹底されていて、そうだった、そういう時代だったのだとその頃への親しみを一瞬遠ざけた。
江戸城で最も美しいと言われる伏見櫓と鈴蘭の灯りから時の移り変わりを知る。
家から1時間、心は旅先。

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